C3.ai(AI)の株価がFY22Q4の決算を発表後に暴落。今後の注目ポイントは?

どーも、SANOです。

この記事は、C3.aiの決算から事業内容を解説し、今後どのようなポイントを意識するべきかまとめています。

業界の動向などから事業にプラスとなる要素やマイナスになる要素をまとめることで、今後注意すべき出来事を知ることができます。

皆様の企業分析に役立てば幸いです。

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C3.aiの概要

C3aiは、ビジネスの意思決定を促すために汎用的なAIを開発し、SaaSとして提供しています。

メインとなるサービスは、ノーコード、ローコードでAIを活用できることから気軽にAIを活用したアプリケーションの開発ができるサービスになります。
自前で作るより、C3.aiのようなサービスを活用して価値を生み出すことが期待できれば、開発コストの面で安く抑えられるというメリットがあります。
ただ、C3aiのサイトを見ると成果が出るまでに大体半年かかるそうです。

他にも、分析結果をまとめるダッシュボード、CRM向けの機械学習プラットフォーム、あらゆるデータサービスからデータを持ってきて統合するサービスなどを提供しています。

 

C3.aiの決算

C3aiの決算についてまとめていきます。

2022年4Q

・売上高:7,230万ドルで38%増加しました。
・サブスクリプション収益:5,630万ドルで31%増加しました。
・GAAP RPOは62%増の4億7,740万ドル。年間売上高の165%に増加。
・非GAAP RPOは50%増の5億1,680万ドル。1年前の3億4,510万ドルから増加しました。
・1株当たりの非GAAP純損失は、1年前の$(0.15)と比較して$(0.21)でした。
・顧客数:顧客数は151人から223人に増加し、前年比48%増加しました。

2023年見通し

・売上高:308.0百万ドル~316.0百万ドル
・損失:($76.0) - ($86.0)

経営層のコメント(原文)

CEOのトーマス・シーベル
 私たちの会計年度も同様に強かった。収益は2021年度と比較して38%増の2億5,280万ドルとなった。重要なのは、防衛、インテリジェンス、公益事業、農業、化学、航空宇宙、製造の顕著な拡大により、会計年度を通じて顧客基盤を多様化し続けることです。2022年度の強力な業績は、エンタープライズAI市場におけるグローバルリーダーとしての地位をさらに強化し、2023年度の成長段階を設定する

利用者
 米国国防総省(以下、DoD)は、2021年12月に締結した5年間5億ドルの取引契約により、あらゆるDoD機関がC3 AI製品およびサービスを取得できるようになることが加速されます。
 C3 AIがFedRAMP Readyを取得したことにより、政府機関はC3 AI Application Platformの承認と導入をより容易かつ迅速に行うことができるようになりました。
 石油・ガス市場セグメントからは、前年同期比95%増となりました。石油・ガス以外の市場(主に公益事業、銀行、製造、農業、防衛、航空宇宙、エネルギー効率化、ESG など)からの受注は前年同期比 116%増となりました。

これらの発表を受けて、株価は-21%の下落をしていますが、これは見通しが悪く出たことが原因となっています。

 

C3.aiの事業状況

C3.aiはAIアプリケーション開発基盤を提供しており、基盤の中にはAIを提供するものもあれば、開発者が自作することができる機能も兼ね備えています。

そんなC3.aiのマーケットはAIプラットフォームという

マーケットの需要予測

AIプラットフォームに関して、Artificial Intelligence Platforms Market Size to Grow by USD 17.29 Bn| Rise in demand for AI-based solutions to boost market growth| Technavioでは、CAGR35%となっています。(2020-25)

クラウドによって、主なキープレイヤーにC2.aiはいませんでしたがplantirなどは含まれているので問題ないかと思います。

マーケットの企業

C3.aiのようなBIや公共向けのデータ分析基盤を構築している企業は、ここ最近増えてきています。

大きな企業から小さい企業など様々です。

ポイント

・Microsoft(SaaS)
・C3ai(SaaS)
・palantir(PaaS,SaaS)
・Oracle
・SAP
・Google

C3.aiで注目すべきポイント

これまでの情報を元にC3.aiの株価に対して、プラスとマイナスな影響がある出来事をまとめていきます。

プラスの要素

  1. 業界の中でのポジション
  2. 顧客数の成長力(特に大規模商談)

マイナスの要素

  1. 市場全体の勢いの低下

マネックス証券

 

C3.aiの関連の最新動向

C3.aiに関する情報をまとめていきます。

プラス:利用者が着実に増えていることや売上の成長を維持していること

マイナス:来年度の見通しが下がる理由が不明確、市場予測に反して普及している様子がない。

 

C3.aiの位置付け

私は、個人的に決算やマーケットなどを調査した結果をまとめたスコア付しています。

今回もC3.aiを下記の観点でスコア付していきます。

これを二次元のグラフにマッピングすると、C3.aiは下記のポジションになると考えています。

ポイント

長期

  • マップ:まだまだ。
  • SANO:ホールドし続ける。市場予測と実態との乖離が激しい。
  • テクニカル:無視する銘柄。

 

マネックス証券

投資の考え方

投資を実行するプロセスとしては、下記のような考えで実行しています。

今回は、個別銘柄の話をしていますが、市場の状況が悪ければ考えと違う方向へ移動してしまいます。
とりわけ、株式投資は市場の動きに左右されることが多いので、個別銘柄がいくら調子が良くても悪いときは悪くなります。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「C3.ai(AI)の株価がFY22Q4の決算を発表後に暴落。今後の注目ポイントは?」しました。

C3.aiの決算から事業内容、最近のニュースなどから個人的に持つべき銘柄なのかどうかの意見をまとめました。

右上の位置付けられていることから、投資対象として考えても良いなと考えています。

参考までに

-米国株・ ETF
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