どーも、SANOです。
この記事は、クラウドストライクの決算から事業内容を解説し、今後どのようなポイントを意識するべきかまとめています。
業界の動向などから事業にプラスとなる要素やマイナスになる要素をまとめることで、今後注意すべき出来事を知ることができます。
皆様の企業分析に役立てば幸いです。
クラウドストライクの概要
クラウドストライクは、エンドポイント防御プラットフォーム(EPP)分野でビジネスを実行するサイバーセキュリティ企業です。
顧客が使用するモバイル機器、ラップトップ、サーバーなどのエンドユーザー機器のセキュリティを守ります。
以前、紹介したゼットスケーラーとの違いで言えば、ゼットスケーラーは企業のシステムやアプリケーションを守るビジネスを実施するのに対して、
クラウドストライクは、端末(=エンドポイント)を脅威から守るサービスを提供しています。
クラウドストライクの決算
クラウドストライクの決算についてまとめていきます。
2023年1Q
・売上高:4億8,780万ドルで61%増加
・非GAAP純利益は7,480万ドルでした(2022年度第1四半期の2,330万ドルでした)。
・2022年度第1四半期の0.10ドルに対し、希薄化した1株当たりCrowdStrikeに起因する非GAAP純利益は0.31ドルでした。
2023年2Q
・総売上高:$512.7 - $516.8百万ドル
経営層のコメント(原文)
・CrowdStrikeの共同創設者兼最高経営責任者であるGeorge Kurtz
CrowdStrikeは、正味の1億9000万ドルの新しいARRで会計年度を開始するために例外的な第1四半期を提供し、61%が大規模でARR成長と記録的なキャッシュフローを終了しました。パブリッククラウドに展開されたモジュールの記録的な四半期や、Discover、Spotlight、Identity Protection、Log Managementモジュールを含む新興製品グループの前年比100%以上のARR成長など、プラットフォーム全体で強みを見ました。私たちは、シングルエージェントアーキテクチャ、摩擦のない市場参入、迅速なイノベーションエンジンが、CrowdStrikeに幅広い競争力のある堀と複数の手段を提供し、コア市場と拡張市場の両方で長期的な持続可能な成長を促進すると信じています」・CrowdStrikeの最高財務責任者であるBurt Podbere
実行とユニット経済学への絶え間ない焦点とともに、増加した規模での堅調な成長は、私たちの前に実質的な市場機会を獲得するために投資を増やしたにもかかわらず、前年比で大幅な営業レバレッジと記録的な現金創出を促進しました。さらに、総定着率は過去最高に達し、6つ以上のモジュールと7つ以上のモジュールを採用する顧客の数は前年比で2倍以上になり、セキュリティ防御を変革、統合、強化しようとする顧客に提供する莫大な価値を強調しています。」
クラウドストライクはガイダンス引き上げに伴い、株価が一時7%上昇しています。
また顧客動向を見ると、クラウドストライクのプラットフォームを利用した顧客の定着率とリピート率が高いと述べていました。
例えば、契約したお客様がプラットフォームにある別の機能を利用することです。
新規顧客と既存顧客の成長が期待されているため、企業としての強さがあるなと感じます。
クラウドストライクの事業状況
クラウドストライクの提供する事業の状況について整理していきます。
クラウドストライクは、エンドポイントセキュリティと呼ばれるセキュリティの領域でビジネスをしています。
そこで、グローバルエンドポイントセキュリティのマーケットについて調査したことをまとめていきます。
マーケットの需要予測
エンドポイントセキュリティに関して、Insights on the Endpoint Security Market 2020-2024: COVID-19 Industry Analysis, Market Trends, Market Growth, Opportunities and Forecast 2024 - Technavioでは、CAGRが17%(2020-24)となっています。
規模感は80億ドルの市場とも言われています。
マーケットの企業
参考までに上記のレポートに含まれている企業を紹介します。
ポイント
- Broadcom Inc.
- Cisco Systems Inc.
- CrowdStrike Holdings Inc.
- ESET Spol Sro
- McAfee LLC
- Microsoft Corp.
- Palo Alto Networks Inc.
- Sophos Ltd.
- Trend Micro Inc.
- VMware Inc.
クラウドストライクで注目すべきポイント
これまでの情報を元にクラウドストライクに対するプラスとマイナスの情報を考えていきます。
プラスの要素
- プラットフォーム利用者の動向が増えること(新規、リピーター数)
- パートナー、〇〇に承認
マイナスの要素
- 成長率が低下する→安定した収益が出る
- 国の揉め事でビジネスができなくなる(ex カスペルスキー)
クラウドストライク関連の最新動向
クラウドストライクの注目すべきポイントに関する情報をまとめていきます。
クラウドストライクの位置付け
私は、個人的に決算やマーケットなどを調査した結果をまとめたスコア付しています。
今回もクラウドストライクを下記の観点でスコア付していきます。
これを二次元のグラフにマッピングすると、クラウドストライクは下記のポジションになると考えています。
ポイント
長期
- マップ:投資してもいい。
- SANO:コツコツ買い増ししていく予定
- テクニカル:底はついたかなという印象(2022.6.7時点)
投資の考え方
投資を実行するプロセスとしては、下記のような考えで実行しています。
今回は、個別銘柄の話をしていますが、市場の状況が悪ければ考えと違う方向へ移動してしまいます。
とりわけ、株式投資は市場の動きに左右されることが多いので、個別銘柄がいくら調子が良くても悪いときは悪くなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「クラウドストライク(CRWD)の株価がFY23Q1の決算を発表後に上昇。今後の注目ポイントは?」しました。
クラウドストライクの決算から事業内容、最近のニュースなどから個人的に持つべき銘柄なのかどうかの意見をまとめました。
右上の位置付けられていることから、投資対象として考えても良いなと考えています。
参考までに