どーも、SANOです。
この記事は、オープンドア・テクノロジーズの今後についてまとめた記事になります。
事業の内容、決算、収益性、業界の動向からマーケットの状況、競合他社や株価にまつわる指標など様々な情報を活用し、オープンドアテクノロジーズを分析していきます。
今後、オープンドア・テクノロジーズがどのようになるのか知りたい人のためになれば幸いです。
オープンドア・テクノロジーズについて
オープンドア・テクノロジーズは、住宅不動産のためのデジタルプラットフォームを運営している。
顧客はプラットフォームを通じてオンライン上で住宅の売買ができる。
FY22Q1の結果は、売上52億ドルで昨年比590%増。12669の住宅を販売した。純利益は9,900万ドルで黒字化。
最近では、販路拡大をしていて44の地域で展開している。
オープンドア・テクノロジーズについての詳細を記載していきます。
オープンドア・テクノロジーズの事業
住宅不動産のためのデジタルプラットフォームを運営している。
住宅の販売と買取り手数料などから収益を上げている。
住宅購入者については、Opendoor-Backed OffersとOpendoor Completeの採用により、購入オファーが過去最高を記録しています。さらに、60秒以内に事前承認が得られる完全デジタル融資商品の発売も控えています。
「iBuyer」市場でビジネスをしており、競合にはジロー・グループ(Z)やレドフィン(RDFN)などがいる。
「iBuyer」は、不動産ブローカーを介さず、住宅を購入し、それを販売することで、買い取った家をリフォームし、購入者や不動産に販売している。
オープンドア・テクノロジーズの決算
オープンドア・テクノロジーズの決算ですが、概要レベルでまとめると下記の通りになります。(参考)
ココがポイント
・売上高は52億ドル、前年同期比590%増。
・総販売棟数は 12,669 棟、前年同期比 415%増。
・売上総利益は、前年同期の 97 百万ドルに対して 535 百万ドル、売上総利益率は前年同期の 13.0%に対して 10.4%。
・当期純利益は、前年同期の2億7,000万ドルに対して、2,800万ドル
・調整後当期純利益は、前年同期の(2億7,000万ドル)に対し、9,900万ドル。
・(調整後当期純利益は、前年同期の21百万ドルに対し、99百万ドル貢献利益:3億3,200万ドル(前年同期は7,600万ドル)
・貢献利益率は21四半期連続でプラス(6.4%、前年同期 は10.2%)。
・調整後 EBITDA は 1 億 7,600 万ドル(前年同期 200 万ドル)、調整後 EBITDA 利益率は 3.4%(同 0.3%)。
・住宅購入戸数は 9,020 戸、前年同期比 151%増。
・在庫は 13,360 戸、金額にして 47 億ドル。
・1Q21 比 455%増の 47 億ドル。
・サンフランシスコ・ベイエリアの販売を開始し、1Q22末時点で45市場に拡大
経営層のコメント
・ Eric Wu, Co-Founder & CEO
金利や住宅取得価格に関する最近の報道は、短期・中期的な住宅市場の見通しに疑問を投げかけていますが、当社は、あらゆるサイクルにおいて財務目標を達成することができると確信しています。これは、当社がこれまで行ってきたコスト構造と価格の改善により、ユニットエコノミクスに必要な安全マージンを確保していることが一因です。また、流動性が高く、売却可能な住宅を保有していることと、不況時の住宅価格の下落が緩やかであることが証明されていることから、市場の乱高下をうまく切り抜けることができます。さらに、当社の売り出し価格には住宅価格上昇率(HPA) の予測値が反映されており、市場サイクルを超えて成功するためのシステムが構築されています。
要約すると、当四半期は、業界を変革するための当社の新たな一歩となりました。財務実績を評価することはもちろんですが、このような成果を達成できたことを最も誇りに思います。
収益性について
四半期で黒字化を達成。利益率は2%。
サブスクといった利益率は難しいと思いますが、住宅業界の流動性を考えた場合と住宅販売の手間を売り出す側も買う側も事業者も楽になるサービス。
全米に展開する自信があるといったことからもこれからまだ成長が期待できる部分はある。
今後も利益率というよりは、売上の成長力の持続性が気になります。
業界動向
オープンドア・テクノロジーズ事業は、「iBuyer」と呼ばれる市場または住宅販売のマーケット規模そのものが該当します。
不動産市場では、CAGRが5%台と堅調に推移しています。
そんなマーケットのレポートへのリンクや競合他社について紹介します。
マーケットの状況
競合他社
競合他社についてまとめます。
- ジロー・グループ(Z):撤退
- レドフィン(RDFN)
オープンドア・テクノロジーズの今後
今後のオープンドア・テクノロジーズを株価を交えた指標で割安感を測り、株価上昇の可能性の考えをまとめます。
現在、オープンドア・テクノロジーズのPERは年間で利益を出していないため、PERは計算できません。
株価上昇の可能性
株価の上昇の可能性はあるでしょうか?
これまで説明してきたように、収益性は非常に伸びている。成長力も著しい。
また、金利や物価高の影響を大きく受けているわけではない。
一方でリスクを考えると、iBuyerの事業は災害にも気を付ける必要がある。
材料費の高騰の影響はまだこれから数値として出てくる可能性がある。
以上のことから、ビジネスは面白いが市場の様子を見ると、不透明性が若干残る。
投資の考え方
投資を実行するプロセスとしては、下記のような考えで実行しています。
今回は、個別銘柄の話をしていますが、市場の状況が悪ければ考えと違う方向へ移動してしまいます。
とりわけ、株式投資は市場の動きに左右されることが多いので、個別銘柄がいくら調子が良くても悪いときは悪くなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「オープンドア・テクノロジーズ(OPEN)の株価がFY22Q1の決算発表後に下落。今後の見通しと割安感は?」しました。
あくまで、今後の投資を判断する上での参考として扱ってください。