どーも、SANOです。
この記事は、snowflakeの決算から事業内容、最近のニュースなどから
今後も持つべき銘柄なのかどうかの意見をまとめています。
snowflakeのビジネスに需要があるのか、
業界の中での立ち位置などからsnowflakeが今後どうなるのか考えました。
皆様の企業分析に役立てば幸いです。
snowflakeの概要
snowflakeは、データ分析をするために必要なメタデータを解析しやすい形に加工するためのデータ基盤を提供している企業になります。
イメージとしては、倉庫の中にいろんなものが運ばれてきたものを整理して保管するというイメージ。
必要なときに必要なモノを素早く取り出せるような仕組み。
企業におけるデータ利活用を推進するために必要なサービスということで、注目されています。
snowflakeの特徴は、様々な解析サービスを持った企業と連携しており、snowflakeのサービスを活用することでそれらのサービスをスムーズに利用することができます。
また、使った分だけの課金がされるため、最適なコストで利用できます。
snowflakeの決算
snowflakeの決算についてまとめていきます。
2023年1Q
2023年の1Q決算をまとめます。
ポイント
・売上:394百万ドル(前年同期比:+84%)
・顧客数:6322
・1M顧客:206
ガイダンス
ガイダンスをまとめます。
ポイント
2Q
・売上:4億3750万ドル
(アナリスト:4億3660万ドル)
経営層のコメントは、まだ発表されていませんでした。
発表され次第、更新します。
今回の決算の発表を受けて、アフターで13%下落しました。
普通であれば、上方修正すると株価は上昇しますが、なぜ下落したのか次章で考えていきます。
snowflakeの事業を取り巻く環境
snowflakeは、データレイク、データウェアハウス、およびデータ共有システムを提供しています。
データレイク、データウェアハウスにおける市場規模から競合について調べていきます。
データウェアハウスの市場動向
2021年に発行されたData Warehousing Market Size, Share, Growth, Industry Forecast | Valuates Reportsでは、CAGRが10%となっています。(2020-2028)
マーケットの予測から急成長するマーケットではありませんが、ある程度の成長は見込める領域です。
マーケットの企業
マーケットの競合として挙げられる企業として、上記のレポートで参考にされていた企業を紹介します。
- Actian Corporation
- Amazon.com. Inc.
- Cloudera, Inc.
- Google Inc.
- IBM Corporation
- Microsoft Corporation
- Oracle Corporation
- SAP SE
- Snowflake, Inc.
- Teradata Corporation
この中でもSnowflakeは、フォレスターの競合分析レポートにおいてリーダ企業として選出されています。
このことから、Snowflakeが提供しているサービスは、比較的に他社よりも優位な立場でビジネスを進められることでしょう。
Snowflakeの株価に影響するポイント
これまでの情報をもとに、今後Snowflakeの株価に影響するポイントを考えていきます。
プラス要素
- カスタマー数の増加(戦略的パートナー>ラージカスタマー>カスタマー)
- 獲得シェアの増加
マイナス要素
- 成長力の鈍化(顧客数、売上)
- データの流出→顧客影響の有無
Snowflake関連の最新動向
- 決算ページ
- 2022年5月26日:スノーフレイク株下落、2四半期連続で売り上げ伸び鈍化見込む
- 2022年5月23日:急成長のクラウドDWH「Snowflake」が日本市場に本腰、先行ユーザーに中外製薬、東京海上日動
- 2021年6月5日:Chasing Snowflakes in the new database boomtown
これらのページにある情報をいくつかまとめると、
顧客数の成長が鈍化しており、売上の成長率が下がってきている。(マイナス)
日本市場への参入(プラス)
Snowflakeの位置付け
私は、個人的に決算やマーケットなどを調査した結果をまとめたスコア付しています。
今回もSnowflakeを下記の観点でスコア付していきます。
上記の基準をもとに二次元のグラフにSnowflakeをマッピングしました。
まだ、売上の成長力の維持と営業利益に対する懸念点があるため、投資判断は保留がベターだと考えています。
ポイント
長期
- 財務重視:少なからず来年以降でかつ黒字化の兆しが出るまで待機
- SANO:ビジネスの成長には顧客数の成長が必要なので、一旦は放置でいいかと。リージョン拡大を期待。
- テクニカル:下落トレンドなので、上昇または持ち合いを開始するまでは何もしない。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「snowflake(SNOW)、株価がFY22Q1の決算発表後に上昇。今後のポイントまとめ。決算レビューと将来性のポイントまとめ」しました。
Snowflakeの決算から事業内容、最近のニュースなどから個人的に持つべき銘柄なのかどうかの意見をまとめました。
参考までに。。。