インヴァスト証券のトライオートETFやFXで10万円でも年利10%は現実的?
10万円でもリスクマネジメントをすれば年利10%は可能だと思う!今日は、その理由について解説するね!
どーも、SANOです。
本日の記事の内容はインヴァスト証券が提供するサービスであるトライオートETFとFXを10万円という少額で運用した際に、利益を得られるのか検証した記事になります。
少額で始めたいと考えている人のために、年利10%、月830円の利益獲得するための戦略や具体的な設定値について紹介します。
今回の記事を読むことで、10万円を元手に年利10%を達成可能な設定を理解できます。
なお、実際に稼働させているわけではありませんので、参考としてお読みください。
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対象銘柄を決める
少額運用する上で、対象銘柄を決める必要があります。
対象銘柄を選ぶポイントとしては、単価の安いペアが良いでしょう。
カナダドル、オーストラリアドル、ニュージランドドル、南アフリカランドやトルコリラの単価が安い傾向になります。
しかし、カナダ、南アフリカランド、トルコリラはレンジで動かず、ルールが作りにくいためおすすめしません。
個人的にレンジで比較的に安定した銘柄であるAUD/NZDがおすすめです。
チャートを分析する
取引に使う銘柄が決まったところでチャートを分析します。
AUD/NZDは下記の図のように1.0~1.15を8年近く上下していることがわかります。
その半分である1.075を中心として、下半分に買い、上半分に売りのエントリーを作っていきます。
後でもまとめますが、ここで設定に必要な数値で明らかになったのはレンジ幅(pips)です。
中心線から上下共に0.075の幅があるので、それを換算すると750pipsになります。
エントリー数を決める
先ほどの分析でレンジ幅がわかったと思います。
ここでは、エントリーをどれくらいの間隔でどれくらいの数を入れるべきかを検討していきます。
先ほどの750pipsの範囲に買いと売りに20本ずつエントリーすることを想定すると、刻み幅は750÷20で37.5pipsで値に直すと0.00375となります。
AUD/NZDは1日で0.00462以上動くことも珍しくない銘柄なので、エントリーの頻度としては問題ないと思います。
ロスカットされないエントリーと資金を把握
ここまで明らかになれば、ロスカットされないエントリーの全容を計算することができます。
なお、ここでのロスカットとは先ほど分析したレンジの上限と下限である1と1.15を超えたときに起こるものとしています。
ロスカットされないエントリーの全容を計算するためには、インヴァスト証券で「0.1通貨あたりの証拠金」と今回のような円を絡まないペアを使う際に「円への変換に使われるペア」を事前に確認しましょう。
ちなみにAUD/NZDは0.1通貨で3,400円の証拠金が必要になり、円換算にはAUD/JPYが用いられます。
実際に各エントリーがロスカットされない資金の計算は下記の式で計算することができます。
この計算式とこれまでの情報をパラメーターとして計算すると20本のエントリーで必要な資金が計算できます。
下記の画像の黄色部分の数値で高い方が必要資金になります。
あれ?10万円を超えて¥135,171円になってますね。
また、売りの1.075に空欄があると思いますが、これは買いのエントリーと被っているので消しました。
消すのは買いでも売りでもどっちでもいいと思います。
さて、超えた分についてですが、上限または下限値に近いエントリーを消して10万円以下になるように調整しましょう。
なお、AUD/NZDは円換算が必要なので円安になればなるほどAUD/NZDの値動きに関係なく必要資金が上がっていきます。
今回は円安も視野に入れて調整しましたが、最終的にはそれぞれ12,3本のエントリーができることがわかりました。
年利10%は達成できるのか?
上限値と下限値をベースにしたエントリーの全容がわかったところで、問題の利益が出るのかどうかについて解説します。
10万円の資金をもとに、年利10%を達成するのは月利換算すると833円以上の利益が必要になってきます。
先ほど③では、AUD/NZDは1日で0.00462も珍しくないと言いました。
これは、数量0.1の時に462円分の値動きをしていることになります。
インヴァスト証券のトライオートFXやETFは利確幅(pips)も設定として必要になります。
そのため、この利確幅を46pipsに設定した場合、1ヶ月で2本の利確の決済がされれば833円を達成できることになります。
この計算を現実的かどうかは個人的な見解でも分かれると思いますが、先ほどエントリーに関して0.00375の刻み幅を決める際に値動きをある程度分析しているので、個人的には問題ないと思っています。
このことから、10万円の資金でもエントリーの幅と銘柄の値動きに対して分析をすれば、ロスカットされにくい年率10%の取引ルールを自分でも作ることができます。
トライオートFXで必要になる設定まとめ
今回、例に使ったAUD/NZDで実際に稼働させるために必要な情報をまとめます。
なお、ロジックを作る上での手順をざっくりまとめると、「インヴァスト証券のFX/ETFの画面にログイン」→「(左メニュー)ビルダー」→「FXで作る」→「マルチカスタム」→「AUD/NZD」で設定画面に入ってください。
その後、買いの方から設定を作っていきます。
カウンター値はエントリーされて決済まで無事に辿りついた際に、再度エントリーをする場所をどこにするのか指定するもので、基本的にカウンター値は利確幅と同じにしてください。
入力が終わったら「ロジックの追加」を押して、売りの設定を作りできたら再度、ロジックの追加をしてください。
シミュレーションを見て稼働させた後、注文設定を確認し稼働させないエントリーをOFFにして完成になります。
・買いの設定
・売りの設定
インヴァスト証券で活用できる銘柄一覧
インヴァスト証券は、東京の中央区に本社を構える国内の証券会社です。2006年からJASDAQに上場しています。
元は、みなと銀行の系の証券会社だそうです。
最初、海外の会社かと思いましたが、調べてみると生粋の国内の証券会社でした。
そんなインヴァスト証券で扱っているETFの銘柄とFXのペアについて紹介しておきます。
トライオートETFで扱う銘柄
インヴァスト証券で取り扱っているETFの銘柄は以下のようになります。
これらの商品は空売りもできます。
MSCIワールド(ACWI) | 世界40カ国以上の代表銘柄に分散投資。グローバル株式市場の85%をカバーします |
ナスダック100トリプル(TQQQ)※裁量取引のみ可能 | ナスダック100指数の変動率の3倍の値動きをするレバレッジ型ETF |
S&P500ETF(SPY) | 米国を代表する株価指数、「S&P500指数」に連動した値動きをするETF。米国株ETFの代名詞と言えるETF |
日経225ETF(1321) | 日本を代表する株価指数、日経平均株価に連動した値動きをするETF |
SPDRゴールド(GLD) | 現物の金に投資するETF。金地金の価格動向に連動した値動きをする |
原油ETF(USO) | WTI原油先物価格の動きに連動した値動きをするETF |
S&P500ダブル(SSO) | 「S&P500指数」の変動率の2倍の値動きをするレバレッジ型ETF |
ナスダック100(QQQ) | Google・Apple・FaceBook・Amazonなど、米国を代表するハイテク企業を含む、ナスダック100指数に連動した値動きをするETF |
大型バリュー株(IWD) | 米国の大型株で構成されるラッセル1000指数の中で、バリュー銘柄(割安)に焦点を当てたETF |
小型株(IWM) | 米国の小型株約2000銘柄で構成されるラッセル2000指数に連動するETF |
テクノロジー株(XLK) | Apple・Microsoft・Intelなど、世界を代表する米国のテクノロジーセクター企業に分散投資するETF |
エネルギー株(XLE) | シェール革命以降、世界最大の産油国となった米国のエネルギーセクター企業に分散投資するETF |
資本財株(XLI) | 米国の航空宇宙・防衛、建設・土木、電気設備、航空貨物・物流サービス等の資本財セクター企業に分散投資するETF |
公共事業株(XLU) | 米国の電力、ガス、水道企業や、発送電事業をなす企業を含む公共事業セクター企業に分散投資するETF |
一般消費財株(XLY) | Amazon・マクドナルド・スターバックスなど、人々の生活をより豊かにするサービスを提供する企業を含む一般消費財セクター企業に分散投資するETF |
生活必需品株(XLP) | コカコーラ・P&G・コストコなど、人々の普段の生活に密着した商品を提供する企業を含む生活必需品セクターに分散投資するETF |
金融株(XLF) | JPモルガンチェース・バンクオブアメリカ・シティグループなど、米国を代表する金融サービスを提供する金融機関を含む金融セクターに分散投資するETF |
金融株トリプル(FAS) | 米国の大型金融株を構成する株価指数の変動率の3倍の値動きをするレバレッジ型ETF |
中国代表株50(FXI) | 中国株を投資対象としたETF。香港証券取引所で取引される代表的な50銘柄に分散投資 |
EU大型株(HEDJ) | ユーロ⇔米ドル間の為替リスクをヘッジして、ヨーロッパの主力銘柄に分散投資するETF |
日経レバ(1570) | 日経平均株価の変動率に対して2倍の値動きをするレバレッジ型ETF |
日経Wインバ(1357) | 日経平均株価の変動率に対してマイナス2倍の値動きをするインバース型ETF |
TOPIX連動ETF(1306) | 東証1部上場企業全てを対象とする株価指数、TOPIXに連動するETF |
投資適格社債(LQD) | 米国のBBB以上の格付けを得ている投資適格社債に分散投資するETF |
高利回り社債(HYG) | 世界の約1000銘柄の高利回り社債に分散投資するETF |
破壊的イノベーション(ARKK) | 破壊的イノベーションをもたらすとされる企業を構成銘柄としているアクティブ運用型のETF |
恐怖指数ETN(VXX) | S&P500 VIX短期先物(VIX指数)に連動するETN |
シルバー(SLV) | 銀価格に連動することを目的とした銀関連のETF |
バンガード新興国株(VWO) | 新興国の大型・中型株で構成されるETF |
トライオートFXで扱うペア
インヴァスト証券で取り扱っているペアの銘柄は以下のようになります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「トライオートETF・FXを少額運用しても年利10%を達成できる理由【資金10万円想定】」について解説しました。
10万円の資金でも月に833円程度、年率10%が達成できることがわかったのではないでしょうか?
以上、参考になればと思います。