どーも、SANOです。
この記事は、ユニティの決算から事業内容を解説し、今後どのようなポイントを意識するべきかまとめています。
業界の動向などから事業にプラスとなる要素やマイナスになる要素をまとめることで、今後注意すべき出来事を知ることができます。
皆様の企業分析に役立てば幸いです。
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目次
ユニティの概要
ユニティは、インタラクティブでリアルタイムの3D(RT3D)コンテンツを作成および運用するための世界有数のプラットフォームを提供しています。
主にゲームや映画など、リアリティが追求されたプラットフォームとして多くの企業が採用しています。
ユニティのプラットフォームは、携帯電話、タブレット、PC、コンソール、拡張現実およびバーチャルリアリティデバイス用のインタラクティブでリアルタイムの2Dおよび3Dコンテンツを作成、実行、収益化するための包括的なソフトウェアソリューションセットを提供しており、
個々のクリエイターから大企業まで、成熟のあらゆる段階であらゆる規模の顧客にサービスを提供しています。
収益はプラットフォーム利用料、運用、パートナーシップなどから得られるものが主になります。
ユニティの決算
ユニティの決算についてまとめていきます。
2022年1Q
2022年の1Q決算をまとめます。
ポイント
売上高:3.2億ドル(対前年同期36%)
純利益:-2300万ドル(売上の7%)
2022年2Qの見通し
2022年Q2の見通しをまとめます。
ポイント
売上高:2億9000万~2億9500万ドル予想され、コンセンサスの3億5,970万ドルを下回っている
経営層のコメントを抜粋します(原文)
- Operateは、1月に好調なスタートを切りましたが、その後2月と3月に大きく減速。(q3まで引っ張る)
- プラットフォームの不具合で、Audience PinPointerツールの精度が低下
- ゲーム業界は、あらゆるメディアの中で最も規模が大きく、最もエンゲージメントの高いオーディエンスであり、月間アクティブユーザー数は40億人を超え、今後も規模とエンゲージメントが拡大していくと予想しています。
- ゲームにお金を払うプレイヤーは3%未満であるため、ゲーム開発者にとって、パフォーマンスの成果に基づいて行われる広告サポートモデルは、常にビジネスモデルの主要な部分を占めることになります。
- 7月までにUnity Gaming Services(UGS)の一般提供を開始できることを大変うれしく思っています。UGSは、開発者がゲームを運用・最適化できるセルフサービス型のクラウドプラットフォーム
- 3DビジュアライゼーションはゲームやVRの世界に留まらず、さまざまなビジネスに活用されている(太陽光発電所)
- 第4四半期には以前発表したよりも早く黒字化を達成することができると考えています。
ユニティの事業状況
ユニティの提供するプラットフォームは、リアリティのある映像やゲームを作り出すための開発エンジンや広告やアプリ内課金を実装するための機能が揃っています。
マーケットの需要予測
ユニティのプラットフォームは、主にゲーム開発事業者が利用していますが、3Dリアルタイム処理ができるプラットフォームであることから様々な業界でも活用されています。
今回はGlobal Games Market to Generate $175.8 Billion in 2021; Despite a Slight Decline, the Market Is on Track to Surpass $200 Billion in 2023をいうゲームマーケットに注目をします。
この記事によると、2019年から2023年の間に+7.2%のCAGRで推移すると言われています。
ユニティは媒体に限らず様々なゲームで利用できる開発エンジンなのでこれからも利用されると予想できる。
マーケットの企業
ユニティと競合する企業についてまとめていきます。
今回は、Unity vs. Unreal: What to Choose for Your Project?を参考にしていきます。
UnrealはEpic gamesが提供するエンジンになります。
ポイント
- Unity
- IPE
- Epic(Unreal)
- sony
ユニティで注目すべきポイント
これまでの情報を元にユニティに対してプラス要素とマイナス要素を考えていきます。
プラスの要素
- プラットフォーム利用者の増加
- 3Dゲームの盛り上がり(メタバース初期段階)
- Unityで作られたゲームのユーザ数上昇や映画の作成
マイナスの要素
- Operateという主な収入源の成長鈍化
- ゲーム業界の不確実性
ユニティ関連の最新動向
ユニティの注目すべきポイントに関する情報をまとめていきます。
- 2022年5月10日:決算説明(FY22Q1)、コメント
プラス要素は、年間10万ドルを利用する顧客が800→1000にも増えている。ユーザ数も増加傾向にある。
マイナス要素としては、Operateの成長鈍化がある。(一時的)
プラスとして捉えて良い企業。
今回の下がりも一時的な影響だと言っており、支出の削減を実行することで4Q(9-12月)で急速に黒字化するとの見方もしている。
そして、じわじわとメタバース関係の開発が進んできているようにも感じている。タイミング次第では成長に乗れると思います。
ユニティの位置付け
私は、個人的に決算やマーケットなどを調査した結果をまとめたスコア付しています。
今回もユニティを下記の観点でスコア付していきます。
これを二次元のグラフにマッピングすると、ユニティは下記のポジションになると考えています。
今後の見通しとして、4Qには黒字化が見込まれるため、今年の下旬からチャートを見つつエントリーを検討したいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ユニティ(U)がFY22Q1の決算を発表。今後の注目するポイントを整理」しました。
ユニティの決算から事業内容、最近のニュースなどから個人的に持つべき銘柄なのかどうかの意見をまとめました。
右上の位置付けられていることから、投資対象として考えても良いなと考えています。
参考までに