テンセント、アリババ、TSMCなど中国や南アフリカなど新興市場に投資できるVWOについて知りたい人のための記事です。
VWOの基本、1か月の価格推移や過去の出来事をアーカイブしています。
また、VWOが今後についての意見を最後にまとめています。
投資をする上での参考にしてください。
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VWOとは?
VWOとは、バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF) で米国籍のETF(上場投資信託)です。
FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動する投資成果を目指しています。
主にブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場の大型・中型株で時価総額加重を置いた構成になっています。
VWOは、新興国やBRICSの国や地域にある銘柄で時価総額の高い企業をまとめたETFです。
構成銘柄TOP10
ブルムバーグのサイトで確認すると下記のような順序で構成比率が高いです。
- テンセント(HK):700(6.32%)
- アリババ(US):BABA(5.30%)
- TSMC(ベトナム):2330(4.74%)
- TSMC(US):TSM(2.19%)
- Meituan(HK):3690(2.04%)
- ナスパーズ(南アフリカ):NPN(1.26%)
- リライアンス・インダストリー(IN):RIL(1.22%)
- JDドットコム(US):JD(2.0%)
- バイドゥ(US):BIDU(2.0%)
- チャイナコンストラクション(HK):939(0.93%)
これらの銘柄でMGVは26.9%を占めています。
今回は、ターゲットが新興国なので地域セクターの割合になりますが、中国・台湾が中心となっています。
時価総額に加重するとそうならざるを得ないですね。
- 中国(43.1%)
- 台湾(17.4%)
- インド(11.1%)
- ブラジル(4.9%)
- 南アフリカ(4.2%)
他の情報は、こちらで閲覧できます。
グロース株×中国ETFだと思ってね〜
VWOの1ヶ月の動き
3月は、53.85から始まり、52.51と2.5%下落しました。
特に、3/1-3/25にかけて上下を繰り返しながら下落が続きました。
BRICSの多くの国ではインフレ率が急上昇したため引き締め政策を実施する国が増えました。
その結果、新興国の株価が下落し、それに伴ってVWOも下落しました。
さらに、もっとも比重の高い中国・台湾の企業は米国金利の急上昇の影響を受けたと考えられます。
特にTSMCは話題の半導体製造を事業にしていますので、影響は大きかったと思います。
中国+BRICSのダブルパンチ。。。
影響を及ぼす出来事まとめ
今回は金利の急上昇、新興国の利上げ合戦を追加しておきました。
これから随時、追加予定していきます。
- 金利の急上昇で中国の大手が下落(2021.3)
- 新興国の利上げに伴う下落(2021.3)
VWOの今後の動き
VWOは、中国・香港のグロース株に投資されているETFです。
一方で、ヴァンガードのサイトによればリスクポテンシャルが「5」と最も高い水準となっていることからもリスクが高いことが伺えます。
投資している銘柄にリスクがあるだけでなく、国の政策として金利を上げたり下げたりを積極的にしています。
このことからもリスクはかなり高く、変動率もかなり高くなるのではないでしょうか。
特に注意しなければいけないのは、比重が最も重い中国や香港に対するリスクです。
限定的なリスクではあると思いますが、これからも乱高下は続くかと思います。
最後に投資する場合の意見です。
投資メモ
世界の人口の80%がBRICSであることから、経済の発展は期待できるがリスクと向き合う必要あり。
そのため長期投資をする上では、他の資産と比べて割合や比重を抑えた投資をする。
なお、他のセクターETFの株価推移をまとめた記事があります。
まとめて動きを見たい場合は、こちらを参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「【VWO】テンセント、TSMCなど新興市場に投資できるETFの基本・推移・今後について」について紹介しました。
VWOにこれから投資をする人、すでにしてる人にとってためになったのではないでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてください。
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